第96回全国高校野球選手権大会 2回戦 (2014年7月8日・火/春日公園野球場) |
TEAM 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 R H E 福 岡 0 0 0 0 0 0 0 0 2 2 西 短 1 2 0 0 1 0 4 8 5 0 【福】刀根、井土、林-町田 【西】小野-高岩 (本)大曲(二)高岩 西短大付の初戦は、福岡が自滅した形となり、労せずして初戦を突破した。 打線は14個の四死球を選んでいるので、まともにバットを振っていない印象だが、芯で捕えた打球というのは5回の武富が放った中堅への単打、高岩の三遊間を破るタイムリー、コールドを決めた大曲の満塁本塁打くらい。4番を務める小野がこの日は投球に専念するためか9番に入り打つ気もほとんどなかったこともあり、打線の力を評価するには参考外の試合となった。ただ、2回に二つの押し出して2点を加えた後の一死満塁、5回に1点を取った後の一死満塁、また6回には3つの四死球で一死満塁としながら、いずれも後続がなく一気に突き放すことができなかった。このあたり、四死球で出た走者を確実にタイムリーで返し、大量点につなげた先日の九州国際大付との差が目についた。 苦しいマウンドとなった福岡の投手陣では2番手の左腕・井土が、まずまずの投球を見せた。リリーフした2回こそ先頭打者に押し出しの四球を与えたが、後続を打ち取ると3・4回は四球の走者を1人出しただけ。5回には自らの失策もあり無死満塁とされたが、高岩の左前打の1点で切り抜けた。右打者の外から内に入ってくるカーブが有効で、左打者には外に逃げる球となって三振も取れる。2年生ということで今後に期待したい。打線は2安打に抑えられたが、初安打となった7回先頭の荒井の当たりは小野の直球を弾き返したもので、4番・国信も外角の球に逆らわずに左翼線に運んだ。 ◀前に戻る
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