1年生大会が終了、自由ケ丘・東海大福岡・福大大濠・西短が優勝




 10月9日から各地区で行われてきた1年生大会は、11月12日に北九州地区、福岡中央地区で決勝が行われ、全日程が終了しています。ベスト4以上のチームは下記のとおりです(筑陽学園=福岡地区は九州大会出場のため不参加)。

2017年 優   勝 準 優 勝 ベ ス ト 4
北九州地区 自 由 ケ 丘 小 倉 工 真 颯 館 八   幡
福岡中央地区 東海大福岡 古賀竟成館 飯   塚 新   宮
福岡地区 福岡大大濠 東 福 岡 九産大九州 修 猷 館
筑後地区 西 短 大 附 南   筑 福   島 久 留 米 商

 北九州地区では自由ケ丘が2連覇。今年は春、夏、秋と県大会出場を逃した自由ケ丘ですが、昨年・今年と1年生大会を制した選手たちが主力となる来年は巻き返しが期待されます。準優勝は今夏8強の小倉工。昨年準優勝の八幡がベスト4、真颯館は3年連続でベスト4で、1年生大会で結果を残した1、2年生が主力となる両校も来年の活躍が見込まれます。
 福岡中央地区は4連覇を狙った飯塚を破り、東海大福岡が優勝。準優勝の古賀竟成館はこの4年間でベスト4以上が三度と、こちらも近年力をつけているのが分かります。4連覇を逃した飯塚ですがそれでもベスト4に進出しており、安定感は際立っています。
 福岡地区では星野投手、星子捕手とU―15W杯代表選手を二人抱える福岡大大濠が2年ぶりの優勝。今秋は3回戦で福岡工に早々と敗れましたが、1年生大会でその雪辱を果たしました。この4年で優勝2回、準優勝1回(昨年は九州大会出場のため出場見送り)と、ここ数年は有望な1年生が集まっていることが分かります。東福岡は準優勝に終わりましたが、秋季大会でもベスト4に進出するなど、新チームになって勢いを感じます。今春の覇者・九産大九州も福工大城東、九産大九産などを破ってのベスト4進出を果たしました。
 筑後地区では西日本短大附が2年ぶりの優勝。昨年もベスト4でしたから、3年連続でベスト4以上の成績を納めています。準優勝の南筑、ベスト4の久留米商、福島、さらに大牟田や祐誠も加わって、西日本短大附を追う展開となっています。

 ところで、2年前の1年生大会の結果(ベスト4以上)と、その時の選手が主力(3年生)となった今夏の結果を検証しておきます(★はシード校)。

2015年 優   勝 準 優 勝 ベ ス ト 4
北九州
地 区
折  尾
【③4-5飯塚】
星   琳
【ベスト16】
北   筑
【②2-3東海大福岡】
真 颯 館★
【④6-9京都】
福岡中央
地 区
飯  塚★
【ベスト16】
古賀竟成館★
【④7-12星琳】
近 大 福 岡
【②1-14星琳】
苅 田 工
【④0-15飯塚】
福 岡
地 区
福大大濠★
【準優勝】
九産大九州★
【ベスト16】
筑 紫 台
【②0-1九産大九州】
筑陽学園★
【ベスト8】
筑 後
地 区
西短大附★
【ベスト4】
南   筑
【③3-4九産大九産】
福  島★
【②2-5三井】
八 女 工
【①1-5八女農】

 各地区ベスト4以上の16校のうち半数の8校がシード校に選ばれ、6校が県大会に進出しました。敗れたチームでも、センバツ8強の東海大福岡を苦しめた北筑、シード飯塚に1点差で敗れた折尾、春の覇者・九産大九州と接戦を演じた筑紫台など、力のあるところを見せました。1年生大会上位進出の実績に違わぬ結果を残したチームが多かったと言えます。その意味でも、今年の1年生大会上位進出校は、彼らが3年生となる再来年(2019年)の活躍が期待されます。
 これで今年の福岡県の公式戦は終了、来年3月までのオフシーズンに入ります。




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