休養日を挟んだ27日、第99回全国高校野球選手権福岡大会は準決勝2試合が行われました。平日にも関わらず多くの観客が詰めかけ、第一試合 の途中に外野席が開放される中、福岡大大濠と東筑が決勝進出を決めました。福岡大大濠は28年ぶり、東筑は6年ぶりとなる決勝の舞台となります。

 第一試合は、福岡大大濠が久留米商と対戦しました。初回に久留米商は四球、敵失に犠打をからめてチャンスを作ると、振り逃げで1点を先制。さらに護山にタイムリーが飛び出して2点のリードを奪います。しかし福岡大大濠は直後の2回に2安打と死球で満塁とし、内野ゴロで1点を返すと、5回に4安打に四球を絡めて4点を挙げて逆転。6回にも3安打にスクイズで2点を追加し、8回には4番古賀にダメ押しとなる一発が飛び出しました。投げては三浦投手が2回以降は得点を許さず、久留米商を5安打に抑えて完投しました。

 第二試合の西短大附―東筑の一戦は、うだるような暑さの中で試合が始まりました。東筑が2回に安部のタイムリー、3回には坂口のタイムリーで2点のリードを奪いますが、3回に西短大附は敵失と横尾のタイムリーで追いつきます。それでも東筑は6回、敵失で出た走者をスクイズで還して勝ち越し。8回には4本のヒットを集中させて3点を挙げ、リードを広げました。このリードを石田投手が10安打を浴びながら守り切り、7-3で西短大附を破りました。

 28日の決勝は福岡大大濠ー東筑のカードとなりました。福岡大大濠が勝てば28年ぶり4回目、東筑が勝てば21年ぶり6回目の夏の甲子園出場となります。試合開始は13時の予定です。

<27日の試合結果>
▼準決勝(小郡)
福大大濠 010 042 010=8
久留米商 200 000 000=2
【福】三浦 【久】遠藤→高本

▼準決勝(小郡)
東  筑 011 001 031=7

西短大附 002 000 001=3
【東】石田 【西】藤松→西

<28日の試合予定>
▼決勝(13時~)福岡大大濠―東筑
 福岡大大濠・三浦、東筑・石田、ここまでチームを牽引してきた両エースの我慢比べになりそう。両投手とも準決勝で100球以上投げて完投しており決勝は連投になるが、4日間で3試合目を迎える石田の方がスタミナ面で不安がある。
 
それだけに東筑としては先に点を取りたいが、付け入る隙があるとすれば三浦の立ち上がり。三浦は高い安定化を誇る中盤以降に比べると、序盤はやや制球が定まらない傾向にある。同点あるいは僅差のまま終盤にもつれこむ展開になれば、きわどい試合を勝ち上がってきた粘り強さや、公立校独特の勢いが生きてきそう。
 福岡大大濠は三浦の安定感を武器に、じっくりとした戦いができる。先制されても久留米商戦のように中盤以降、ひっくり返す打力もある。中盤までにリードを2、3点に広げることができれば、春夏連続の甲子園に大きく近づくことになりそうだ。