大詰めを迎えている第99回全国高校野球選手権福岡大会は27日(木)、小郡市野球場で準決勝2試合が行われ、順調に行けば翌28日(金)に今年の代表校が決まります。今のところ両日とも晴れ(降水確率10%)の予報。いよいよ今年の夏のフィナーレが近づいています。

 センバツに続く春夏連続出場を目指す福岡大大濠は、優勝すれば1989(平成元)年以来、28年ぶり4度目の出場となります。この時の福岡大大濠は、木孔士投手を擁してベスト8に進出。木村投手も4試合でわずか2失点という驚異的な安定感を誇る投手でした。
 久留米商の夏の前回出場はさらに遡り、32年前の1985(昭和60)年。当時の久留米商にも右サイドハンドの秋吉投手がいて、2試合連続完封で3回戦へ進出。3回戦の甲西戦も9回まで無失点で「3試合連続完封」を実現しましたが、味方も得点できず延長戦へ。11回表に勝ち越しましたが、その裏に2点を失う逆転サヨナラ負け。その時以来の出場を目指します。

 西日本短大付は2010(平成22)年以来、7年ぶりの出場を狙います。そして今年は、あの全国制覇から25年という節目の年。関係者の期待も高いことでしょう。北部勢で唯一残った東筑は1996(平成8)年以来、21年ぶりの優勝を目指します。そしてこの時にチームを率いたのも青野監督。鞍手での指導を経て昨年、東筑の監督に復帰。復帰後2年目にして甲子園出場のチャンスが訪れました。

 泣いても笑っても残すはあと3試合。降雨などに水が差されることなく、好ゲームを期待したいと思います。

<27日の試合予定>
▼準決勝
◇第1試合(10時~)福岡大大濠―久留米商
 福岡大大濠はエース三浦がここまで5試合で1失点と抜群の安定感を誇る。打線も派手さはないが徐々に調子を上げており、好機にタイムリーも出ている。4校の中では唯一、中2日の休養もとれ、万全の状態で準決勝を迎える。
 久留米商は準々決勝で1-6から追いつき、再試合ではその勢いそのままに序盤から猛攻を見せた。4番井上に当たりが出てきたのは明るい材料で、井上の前に走者をためて長打で得点を狙いたい。ただ、三浦からは大量得点は望めないだけに、投手陣の踏ん張りが勝利への絶対条件。先発は高本が予想されるが、伸びのある直球とスライダーを低めに集めたい。サイドハンドの遠藤は打たせて取るタイプだけに、いつも以上に際どい制球力が求められる。2人で2点以内に押さえ、打線の援護を待ちたい。

▼準決勝
◇第2試合(12時30分~)
西日本短大付―東筑

 西日本短大付は5回戦で星琳に9回逆転サヨナラ勝ち。東筑は5回戦、準々決勝と1点差のしびれるような試合を制してきた。この試合も、西日本短大付・藤松、西と東筑・石田の投げ合いが予想され、1点を争う白熱した攻防が繰り広げられそう。
 西日本短大付打線は中軸が県大会に入ってようやく上向いており、橋本、渡辺の4・5番にも結果が出始めた。投手陣も藤松のほか安定感のある西も控えており、先発も十分に考えられる。東筑は石田の右腕に勝負の行方がかかる。準々決勝で3点差を終盤にひっくり返した打線には勢いがあり、その余勢を駆って主導権を握りたい。いずれにせよ終盤までもつれ、土壇場での精神力が問われるタフな一戦となりそう。