選手権大会第7日~東筑,九国,城東など接戦を制して4回戦へ




 7日目を迎えた第99回全国高校野球選手権福岡大会は15日、北部と南部でそれぞれ3回戦4試合が行われ、パート決勝に当たる4回戦にのぞむ32校が出そろいました。

 北部では、北九州市民球場の第1試合で、シード・東筑と戸畑による伝統校同士の一戦が行われました。初回に戸畑が先制しますが東筑も2回に追いつき、その後は戸畑・田中、東筑・石田の両投手による投げ合いとなりました。試合が動いたのは7回、東筑が1番別府のタイムリー三塁打とスクイズでリードを奪い、投げては石田投手が戸畑打線を4安打に抑えて競り合いを制しました。第2試合は九州国際大付が東筑紫学園と対戦。試合は東筑紫学園が3回にタイムリーで1点、4回は敵失で2点を加え、リードを広げます。しかし九州国際大付は4回裏に3安打に3四死球を絡めて5-3と逆転。6、8回には4回途中からマウンドに上がったエース前田がタイムリーを放ち、粘る東筑紫学園を振り切りました。
 筑豊緑地野球場の第1試合は、八幡工と八幡中央の八幡対決となりました。八幡工は4回に2点を追いつくと7回に2点を勝ち越し、そのまま押し切りました。4回戦では東筑と県大会を争います。第2試合では八幡南が4、5回にたたみかけて10点を奪い、水産を5回コールドで破りました。4回戦は九州国際大付に挑みます。


 南部では、春日公園野球場で春季大会優勝の九産大九州と西南学院が激突。試合は初回から激しく点を取り合い、2回を終わって6-4と九産大九州がリード。さらに4回に5点を挙げて突き放し、7回コールドで4回戦にコマを進めています。第2試合では九産大九州の兄弟校である九産大九産が南筑と対戦。初回に4点を挙げて主導権を握った九産大九産ですが、南筑も小刻みに得点を加えて1点差まで迫ります。それでも3投手の継投によって反撃を断ち、ベスト4入りした2012年以来の県大会出場に王手をかけました。
 小郡市野球場の第1試合は、香椎工、糸島と有力校を撃破して波に乗る香住丘と、地元・小郡のカードとなりました
。序盤、香住丘が3点をリードしますが、小郡は7回に試合をひっくり返します。それでも香住丘が8回に追いつき、そのまま延長戦に。決着は延長12回、香住丘がサヨナラで今大会3勝目を挙げ、次戦は九産大九州と相まみえます。第2試合は福工大城東と香椎の一戦。初回に福工大城東が2点を奪いますが、すぐに香椎がその裏に同点とし、2回には勝ち越します。それでも福工大城東は6回に逆転に成功すると、赤木投手が香椎に反撃を許さず1点差で逃げ切りました。

 大会8日目の16日は、北部・南部とも4回戦4試合が行われ、県大会出場校がまず8校決まります。

<15日の試合結果>※赤字はシード校
【北部】
3回戦(北九州)
戸畑 100 000 000=1
東筑 010 000 21x=4
3回戦(北九州)
東筑紫 001 210 010=5
九国付 000 501 01x=7

3回戦(筑豊)
八幡工  000 200 200=4
八幡中央 101 000 000=2
3回戦(筑豊)※5回コールド
水産  000 00=0
八幡南 000 64=10

【南部】
3回戦(春日)※7回コールド
西南学院  220 000 0=4
九産大九州 330 501 x=12
3回戦(春日)
九産九産 400 000 000=4
南  筑 011 000 100=3
3回戦(小郡)※延長12回
小 郡 000 001 300 000=4
香住丘 110 100 010 001=5
3回戦(小郡)
福工城東 200 002 000=4
香  椎 210 000 000=3

 <16日の試合予定>※赤字はシード校
【北部】(4回戦)
▽北九州 鞍手―光陵/真颯館―京都
▽筑豊  小倉工―若松/飯塚―苅田工
【南部】(4回戦)
▽小郡  福岡大大濠―福岡舞鶴/久留米商―東福岡
▽久留米 修猷館―福岡工/筑陽学園―筑紫中央

 

 

 




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