選手権大会第3日~久商・西短・筑陽などが3回戦へ、6試合が順延




 3日目を迎えた第99回全国高校野球選手権福岡大会は12日、雨のため北部で4試合、南部で2試合が順延(うち1試合は雨天ノーゲーム)となり、北部で2回戦2試合、南部で9試合が行われました。南北で5校が登場したシード校は、いずれも危なげなく勝ち上がりました。

 北部では北九州市民球場でシード・古賀竟成館が慶成と対戦しました。2回に逆転を許しましたが、中盤以降、着実に得点を重ねて突き放し6-2で勝利。3回戦は、桃園球場で小倉西に5回コールド勝ちした嘉穂東との一戦となります。北九州市民球場、桃園球場の第2試合と、中間仰木彬記念球場の2試合は雨天順延となりました。

 南部では、春日公園野球場で久留米筑水が福翔を3-0で破り、4年ぶりの夏勝利を完封で飾りました。第2試合では輝翔館が初回に4点を挙げて主導権を奪い、大牟田の追撃を振り切って3回戦へ。第3試合は今大会初の延長戦となりましたが、10回表に勝ち越した春日が筑紫丘との接戦を制しました。

 小郡市野球場では昨秋4強の筑陽学園が博多工と対戦。2回に2点を先制した後は追加点を奪えず膠着状態となりましたが、7回に2点を加えて突き放すと、投げては左腕・大畑投手が博多工打線を3安打に抑え、完封勝ちを納めました。博多工の大川投手も筑陽学園を7安打に抑えて力投しましたが、及びませんでした。
 久留米市野球場では、久留米商が初回から着実に得点を重ね8-2で明善に快勝。続く第2試合では祐誠が昨夏4強の福岡第一と激突。序盤から点を取り合う展開となりましたが、祐誠が8番中村の4打点の活躍などで初戦を突破しました。第3試合では昨夏県大会に出場した筑前と久留米と対戦。3-1と筑前リードのまま終盤に入りましたが久留米が7回以降に9得点を挙げて逆転、筑前も9回裏に5点を返す粘りを見せましたがあと一歩、届きませんでした。

 大牟田延命球場では、序盤からリードを広げた西日本短大付が武蔵台を7-1で破り初戦を突破。第2試合は玄洋が7回コールドで柏陵を下し、3回戦で祐誠と対戦します。

 大会4日目の12日は、北部で順延となった4試合を含めて2回戦9試合が予定されており東筑、九州国際大付のシード校が登場。南部でも順延となった2試合を含めて4球場で2回戦12試合が行われる予定で、シード・福工大城東が太宰府と対戦します。

<11日の試合結果>※赤字はシード校
【北部】
2回戦(北九州)
慶 成 020 000 000=2
竟成館 100 101 30x=6

2回戦(桃園)※5回コールド
小倉西 000 00=0
嘉穂東 207 2x=11

【南部】
2回戦(春日)
福   翔 000 000 000=0
久留米筑水 002 000 01x=3
2回戦(春日)
輝翔館 400 001 000=5
大牟田 001 010 010=3
2回戦(春日)※延長10回
春 日 310 000 000 1=5
筑紫丘 112 000 000 0=4
2回戦(小郡)
博多工  000 000 000=0
筑陽学園 020 000 20x=4
2回戦(久留米)
久留米商 103 010 300=8
明  善 000 020 000=2
2回戦(久留米)
福岡一 002 001 000=3
祐 誠 033 000 11x=8
2回戦(久留米)
久留米 100 000 144=10
筑 前 300 000 105=9
2回戦(大牟田)
武蔵台  000 001 000=1
西短大付 310 002 10x=7
2回戦(大牟田)※7回コールド
玄洋 156 000 0=12
柏陵 030 020 0=5

 <12日の試合予定>※赤字はシード校
【北部】(2回戦)
▽北九州 星琳―宇美商/中間―八幡中央/小倉南―東筑紫学園
▽桃園  東筑―大和青藍/八幡工―稲築志耕館/八幡南―新宮
▽光陵GS 豊国学園―自由ケ丘/戸畑―戸畑工/九国大付―嘉穂
【南部】(2回戦)
▽春日  三池―沖学園/福工大城東―太宰府/香住丘―糸島
▽小郡  大牟田北―東福岡
/福岡工―久留米学園/朝倉ー朝倉光陽
▽久留米 伝習館―香椎/福岡常葉―小郡/福岡農―筑紫中央
▽大牟田 ありあけ新世―三池工/西南学院―三潴/博多―福岡




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