日大三(東京)、高崎健康福祉大高崎(群馬)を迎えて27日(土)28日(日)に行われた平成29年度の福岡県高校野球連盟招待野球は、晴天の下で全8試合が行われました。県勢は北部から九州国際大付、東筑、真颯館、東海大福岡の4校、南部からは福岡大大濠、九産大九州、西日本短大付、福工大城東の4校が登場。対戦結果は県勢の1勝7敗で終わりました。

 終わってみれば、日大三、健大高崎の強さが改めて際立つ結果となりました。両校とも4試合のうち3試合で2桁安打を記録。日大三は4試合で27得点、健大高崎は26得点をあげるなど打線が好調でした。県勢はセンバツ出場の福岡大大濠が健大高崎に逆転負け。東海大福岡も終盤に突き放されて敗れるなど、健大高崎に4戦全敗。日大三に対しても九州国際大付、西日本短大付などが点の取り合いの末に敗れるましたが東筑が2-0で勝ち、一矢を報いました。

 福岡大大濠は三浦投手が先発。観戦はできませんでしたが、九州大会、招待試合と結果を見る限り、センバツ以降もまずまず順調に来ている印象です。昨年の招待試合では、エース・濱地投手が登板を回避した同校でしたが、この時期にエースに不安材料のなさそうな今年は夏の大本命と言ってよいでしょう。東海大福岡も安田投手が先発。春の九州大会では神村学園に11安打を浴びて5回途中で降板しましたが、この日も結果を残せませんでした。試合を見ていないので何とも言えませんが、センバツ以降、やや打ち込まれる試合が続いているのが気になるところです。
 センバツ組以外では、日大三打線の打棒が猛威を振るう中、石田投手を中心にした東筑の堅守が光りました。九州国際大付、西日本短大付、福工大城東は投手陣が日大三打線を抑えきれませんでしたが、打線が奮起し見せ場は作りました。敗れはしましたが、真颯館も中盤まで互角の試合運びを見せました。

 センバツで福岡大大濠と東海大福岡がベスト8入りを果たし、来年の選手権大会には福岡から2校出場が決まるなど、今年になってから福岡の高校野球界には明るい話題が多いのですが、敢えて厳しい評価をすると、5校が出場してベスト4に1校も残れなかった春季九州大会や今回の招待試合の結果などを見ると、強い福岡勢の復活はまだ道半ばの感が否めません。三浦投手や安田投手がセンバツで好投し、全国区で通用することを証明しましたが、夏は投手力だけでは勝てない大会。夏も再び全国で上位を狙うには、日大三や健大高崎のような攻撃力のあるチームと互角に渡り合う力が必要だと感じます。
 いずれにしても、夏の大会まで約1カ月。ここからどこまで力を伸ばしてくるか、故障なく夏を迎えることができるか、問われてきます。

《招待野球の結果》
【5月27日・土】

<北九州市民>
◇第1試合
 日大三 010 017 000=9
 九国付 210 102 010=7
◇第2試合
 日大三 000 000 000=0
 東筑  010 000 10x=2
<小郡>
◇第1試合

 健大高崎 000 010 300=4
 福大大濠 120 000 000=3
◇第2試合
 健大高崎 210 100 001=5
 九産九州 100 000 000=1

【5月28日・日】
<北九州市民>
◇第1試合
 健大高崎 000 100 221=6
 真颯館  200 000 000=2
◇第2試合
 健大高崎 100 300 214=11
 東海福岡 101 002 000=4
<小郡>
◇第1試合

 日大三 012 202 011=9
 西短付 010 030 001=5
◇第2試合
 日大三 002 620 =10
 福城東 100 222 =7
※日大三高の帰りの飛行機の時間の関係で6回で打ち切り