22日(土)に開幕しながら、雨のため試合が順延となっていた第140回九州地区高校野球大会(春季九州大会)は、23日(日)に1回戦2試合と2回戦3試合が行われました。センバツ出場校を含めて5校が出場している福岡勢は、この日3校が登場。センバツ8強の福岡大大濠は明豊(大分)に10-0で快勝しましたが、東海大福岡は神村学園(鹿児島1位)に4-14で敗れ、明暗を分けました。また、福岡3位の九州国際大付も、美来工科(沖縄3位)に1-11の7回コールド負けを喫しました。

 春秋春の九州大会3季優勝を狙う福岡大大濠は、昨秋は三浦投手を中心に守り勝っての優勝でしたが、この日は初回に先制すると、小刻みに得点を重ねて6回までに10得点。夏は甲子園出場はもとより、全国大会での上位進出を狙える戦力を備えるだけに、九州大会では圧倒的な力を差を見せつけての優勝に期待が集まります。日程的にも準決勝までは中1日となりますので、三浦投手の先発が有力視されます。
 一方の東海大福岡は2回までに4点を先制してリードを奪い、このまま逃げ切るパターンかと思われましたが、3回に追いつかれると5~6回には大量失点を許し、まさかのコールド負け。東海大福岡も昨秋そしてセンバツと安田投手が原動力となり躍進を遂げましたが、夏にかけて各校とも打力をつけてくるだけに、軟投派の安田投手にとってはこの日にような厳しい試合が増えてくるかもしれません。さらなる得点力のアップや、目先を変える2番手投手の育成なども必要になってきそうです。
 九州国際大付は左腕・森田投手が先発しましたが、美来工科打線につかまり、打線もわずか1得点。投打ともにいいところなく敗れました。ただ、エース・前田投手が登板しなかったことは割り引いて考える必要があるでしょうし、昨年も春は福岡大会で敗れながら、夏にかけてチーム力を大きく伸ばして選手権福岡大会3連覇を果たしています。夏もマークを外せない一校であることは変わりありません。

 24日(月)は2回戦の5試合が行われ、ベスト8が出そろいます。福岡勢は福岡1位の九産大九州が佐賀北と対戦。福岡2位の西日本短大付は、センバツ4強の秀岳館(熊本)に挑みます。

【第1日】(4月23日・日)
◇1回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)
鹿実 000 002 000=2
興南 000 000 100=1

◇1回戦(コザしんきんスタジアム)
未来工科 041 121 2=11
九国大付 001 000 0=1
<7回コールド>

◇2回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)
沖縄尚学 000 015 000=6
鹿町工 000 001 000=1

◇2回戦(沖縄セルラースタジアム那覇)
東海大福岡 220 000=4
神村学園  004 082=14
<6回コールド>

◇2回戦(コザしんきんスタジアム)
明豊  000 000 =0
福大大濠 103 213 =10
<6回コールド>