南部Cパートのシードは昨秋ベスト4の筑陽学園。投手陣は米井、大畑の両左腕が軸で、秋は準々決勝までの5試合で7失点と安定感がありました。米井(=写真)はスリークォーターからのスライダー、大畑は130キロ台後半の直球にカーブを交えた投球が持ち味。準決勝では疲れの見えた米井投手が福岡大大濠に打ち込まれましたが、実績は上位です。打線は川上、藤原、古川の中軸を中心に力があり、敗れはしたものの福岡大大濠戦では三浦投手に11安打を浴びせました。福岡大大濠、東海大福岡が不在の大会にあって、優勝候補の一角といえます。

 その筑陽学園に昨秋敗れた大牟田、東福岡、九産大九産が、奇しくも再び同じパートに入り、筑陽学園への挑戦権をかけて3校が争う形となります。大牟田は夏もマウンドを経験した仁田原、巧打の鈴見らが中心ですが、秋は3回戦で筑陽学園に2-4で敗退。打線の奮起がカギを握りそうです。東福岡は制球のよい右腕・中村(=写真)、右サイドハンドから力のある球を投げる渋谷、左腕・ジョンソンなどタイプの違う投手を複数抱えますが、いずれも大黒柱と呼ぶには物足りなさが残ります。打線は右の三野原、左の小串らセンスある好打者もいますが、秋の筑陽学園戦(パート決勝)では7安打1得点と迫力を欠きました。九産大九産は150キロ右腕・梅野投手(ヤクルト)のいた前チームからメンバーが一新されました。経験の浅さを豊富な選手層で補い筑陽学園に3-5と善戦。ひと冬越して新たな戦力の台頭もありそうです。

 伏兵勢も多彩です。春日は山本ー古賀のバッテリーに、主軸の鶴田、頼田などが前チームから残ります。秋は3回戦で0-2で九産大九州に惜敗しましたが、3試合で失点は3。力のある直球と大きなカーブを投げこむ山本投手(=写真)の投球に期待が集まります。西南学院も昨夏から2年生を中心に戦っており、経験豊富な選手が多いのが強み。秋は2試合で20得点をあげているだけに、投手陣の踏ん張りがポイントになりそうです。筑紫台も昨秋は3試合で25得点。最後は西日本短大付に打ち負けましたが、仲村、岡田ら前チームからの中軸を中心にした打力で上位を狙います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校