2017春季大会展望④北Bパート~真颯館が大本命、常磐などが追う




 北部Bパートは東海大福岡がセンバツに出場する関係でシード不在となっています。その中にあって昨夏ベスト4の真颯館が、県大会出場のチャンスを迎えました。本格派右腕・高木―橋本のバッテリー、俊足強打の1番打者・和知らが残り期待された昨秋は、4回戦で小倉工に7-8で敗れましたが、今回は目立った強敵もおらず、県大会出場の最右翼といえそうです。高木投手(=写真)はやや好不調の波がある印象ですが、長身から投げ下ろす140キロ近い直球に威力があり、今大会注目の投手の一人です。

 対抗馬は常磐でしょう。シード校として臨んだ昨夏から主力選手は抜けたものの昨秋は北九州、東筑などを破ってパート決勝に進出。少ない失点で競り勝つ野球は健在です。光陵は昨夏のマウンドを経験し、速球が持ち味の有田投手(=写真)がいますが、秋は真颯館に0-12と大敗。ひと冬越して、その差がどこまで縮まっているでしょうか。
 直方は前チームでも主軸を務めた薦野、松本を中心とした打線が、どこまで迫れるか。東筑紫学園は池田、若松は栗原の両エースの踏ん張りに期待を寄せたいところ。ともに外角低めへの制球力が持ち味で、安定して直球・変化球が決まるようだと面白い存在になりそうです。
 ただ、総合力では真颯館が頭一つから二つ、抜けている印象で、ここでは「大本命」と言ってよさそうです。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校




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