2017春季大会展望②北Aパート~八幡,星琳,竟成館,愛真など実力伯仲




 北部Aパートのシードは、昨秋ベスト8の八幡。秋は2回戦でシードの鞍手を2-1で下すと、豊国学園に3-2、宗像に2-0と競り勝っての県大会出場でした。県大会では筑陽学園に0-4で敗れたものの、昨夏のマウンドも経験した平仙投手を中心とした大崩れしない堅い守りが持ち味といえます。
 ただ、このパートには有力校が多く混戦が予想されます。八幡の前にまず立ちはだかりそうなのが古賀竟成館。昨秋は小倉を破ってパート決勝に進出。最後はセンバツ出場の東海大福岡に2-4で敗れたものの、善戦が光りました。一昨年の福岡中央地区1年生大会準優勝メンバーが主力となり、昨年8月の福岡中央地区新人大会でも飯塚などを破って優勝するなど、県大会出場を狙える位置にいます。

 星琳と折尾愛真は実力校同士の好カード。星琳は、右の小林、富山、左の奈良など昨夏ベスト8進出を支えた投手陣が健在。紀伊、薮らの主力も残り経験豊富な選手が多いのが強みです。昨秋は3回戦で自由ケ丘に競り負けましたが、突出したチームのいない今回は昨夏に続く県大会出場のチャンスです。折尾愛真は、昨秋4回戦でセンバツ出場の東海大福岡に敗れたものの、9回表まで6-5とリードを奪うなど、東海大福岡を最も苦しめたチームといえます。長打力のある松井、濱の中軸を中心にした打線は破壊力十分。投手陣の踏ん張りが躍進のカギを握っています。
 昨秋シードで臨んだものの初戦で八幡に敗れた鞍手。3回戦で対戦が予想される古賀竟成館は、昨年8月の福岡中央地区決勝で敗れた相手。そこを突破すれば八幡との対戦が見込まれ、昨年の雪辱をまとめて果たす機会が巡ってきました。昨秋、古賀竟成館と延長戦にもつれる熱戦を演じた京都北筑なども、上位進出を狙います。

※校名の赤字はシード校、緑字は本サイトの独断による有力校




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