27日にセンバツ選考委員会、出場32校が決定へ




 年明け最初の投稿になりました。1月もあっという間に月末を迎え、いよいよ今週金曜日の1月27日には第89回選抜高校野球大会の選考委員会が開かれ、21世紀枠を含めた出場32校(一般選考28校、21世紀枠3校、神宮枠1校)が決定します。

 例年、九州大会ベスト4~8のチームは、気が気でない一日となりますが、今年の福岡県勢は福岡大大濠が優勝、東海大福岡が準優勝と、まず安心して朗報を待てそうです。優勝の福岡大大濠は当確。準優勝校についても、翌春センバツに選ばれなかったのは昭和29年の長崎東まで遡らなければならず、60年以上も前のこと。決勝でも福岡大大濠と競り合いを演じており、東海大福岡の選出も確実といえそうです。

 むしろ関心は残る2校に移ります。順当ならベスト4の秀岳館と熊本工の熊本県勢ですが、福岡2、熊本2という地域的な偏りが生まれてしまいます。両校の比較では、熊本大会で勝っている秀岳館が上でしょうが、熊本工を落とす理由もなかなか見当たりません。比較対象とされるのはベスト8のうち、東海大福岡に4-5で敗れたれいめい(鹿児島)、福岡大大濠に0-2で敗れた鹿児島実あたりでしょうが、熊本工も準決勝で東海大福岡と1-2と差のない試合をしています。加えて山口投手は140キロ超の直球を投げる好投手。春は投手力が評価される傾向もありますから、この点でもプラス材料になると思います。
 確かに、センバツに九州地区から4校以上が選ばれるようになってから、出場校が2県に集中したことはありません。ただ、これは4校枠となってから秋の九州大会でベスト4以上を2県で独占したことがなかったからであり、昨春のセンバツでも東北地区は青森山田と八戸学院光星、北信越地区は敦賀気比と福井工大福井と、同一県のチームが独占しています。これらを踏まえると、ベスト4以上の4校が有力と言えそうです。

 21世紀枠では九州地区候補は高千穂(宮崎)ですが、高千穂が選出されれば、一応3県にまたがっての5校となり、地域的なバランスも保てます。時系列的にはまず21世紀枠出場校が先に決まることになるため、仮に高千穂が21世紀枠で選ばれれば地域的な偏りも解消されることになり、すんなり上位4校で決まるのではないでしょうか。

 福岡県勢については正式に出場が決まった後、改めて触れていきたいと思います。




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2 Comments

  1. こんばんは。

    まさにその通りですね。高千穂が21世紀枠に推薦されれば偏りもなくなりますし、問題ないかと思います。一般枠のみでも、今回は福岡2校、熊本2校で落ち着くでしょうね。全国では関東・東京地区地区の選考が議論を呼びそうですが、今夜は当落選上の選手及び関係者は眠れぬ夜になるかも知れません。

    選抜された高校は校風、品位、技能等がふさわしいと推薦されますので、他校の見本となり春には野球の技術もそうですが、全てにおいて一段とレベルアップした逞しい姿を見せてほしいと思います。

  2. 明太子ぼうやさん

    こんばんは。

    蓋を開けてみれば、順当な結果に終わりましたね。
    出場32校、すべての健闘を祈りたいと思います。

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