2016九州大会_春10 第138回九州地区高校野球大会の第4日の15日は準決勝2試合が行われ、西日本短大付(福岡1位)、福岡大大濠(福岡2位)の福岡勢がいずれも勝利を納めて決勝に進出、今春の九州地区大会決勝は、福岡大会決勝の再現となりました。

 西日本短大付は連投のエース・谷口投手に代わり、同じ3年生の福井投手が先発のマウンドへ。打線も序盤から小刻みに得点を重ねてリードを広げました。6回に3点差をひっくりかえされますが8回に再逆転、最後は谷口投手が締めて接戦を制しました。この試合では、準々決勝に続いて5番・渡邊が本塁打を放ち注目を集めていますが、西短大付の強さは三宅、中島、吉無田と続く1~3番の出塁率の高さと、盗塁・セーフティバント・エンドランと、足を絡めた多彩な攻撃にあると感じます。今大会好調の4番・橋本は福岡大会では不振にあえいでしましたが、それでも優勝できたのは谷口投手の好投と、1~3番の活躍が大きかったと思います。そして九州大会に入ってからは4・5番も調子を上げ、九州の強豪校にも打ち勝っています。投手、打線が全員好調を維持して試合に臨むのはめったにないこと。誰かが不振であっても、それをカバーして勝ちにつなげる力が西短大付はあると思います。

 同じことが、福岡大大濠にも言えます。この試合はエース・濱地投手が先発しましたが序盤は糸満にリードを許します。秋までなら、そのまま3-1というスコアで負けていても不思議ではありませんでしたが、すぐに反撃に転じて点差を詰め、早くも5回には勝ち越し。濱地投手は福岡大会の後半あたりから調子を崩しているようですが、打線が奮起してエースを盛り立てています。中軸の古賀、東に確実性が出たこと、また5番に1年生・稲本が座ったことでクリーンアップの後にも6番・田中、7番・濱地と長打力ある2人が控える打線が組めるようになり得点力が上がっています。控えの米村、三浦投手も経験を積み、チームが底上げされているのを感じます。

 決勝は16日12時から行われます。西日本短大付が勝てば昭和61(1986)年秋以来、福岡大大濠が勝てば平成3(1991)年春以来、いずれも2度目の九州大会優勝となります。

【第4日】(5月15日)
◇準決勝(長崎県営野球場)
西短大付 011 010 020=5
長崎日大 000 004 000=4

◇準決勝(長崎県営野球場)
糸  満 021 000 000=3
福大大濠 011 110 00x=4