春季大会第8日~県大会出場8校が決定




 第138回九州地区高校野球福岡大会の第8日は花冷えとなった27日、北部、南部のパート決勝各4試合が行われ、県大会出場の8校が決定しました。北部は自由ヶ丘・東筑・小倉・門司学園、南部は西日本短大付・九産大九州・福工大城東・福岡大大濠です。

 北部では、北九州市民球場の第1試合でシード・自由ヶ丘と昨夏代表の九州国際大付が激突。試合は序盤から点の取り合いとなりましたが、12安20160327イメージ打9得点と効率のよい攻めを見せた自由ヶ丘が、3投手の継投で九州国際大付の反撃を抑え、昨秋に続いての県大会出場となりました。第2試合は東筑が「北部私立3強」の一校・飯塚と対戦。東筑は初回に先制を許しますが3回に逆転、同点に追いつかれた5回には3安打で2点を勝ち越します。最終回の飯塚の追撃を1点に抑えて、こちらも昨秋に続く県大会切符を獲得しました。光陵グリーンスタジアムでは、シード・小倉が初回に4点を奪うと6回にも3点を加えるなど、7回コールドで戸畑工を下しました。第2試合は門司学園がシード・希望が丘に挑みました。試合は投手戦となり、希望が丘が6回に先制しましたが門司学園が7回に逆転、そのまま逃げ切りました。

 南部では、春日公園野球場の第1試合で西短大付がシード・祐誠と対戦。西短大付は3回に先制を許した直後に3点を奪って逆転、4回に1点差とされますが、6回に追加点を挙げて突き放し、4-2で競り勝ちました。第2試合は九産大九州がシード校の貫録を見せ、筑前に7-0と7回コールドで快勝しました。久留米市野球場では福工大城東ー大牟田、ノーシードながら実力校同士の一戦となりました。大牟田は初回に先制しますが、福工大城東はすぐに追いつくと3回に2点を勝ち越し、そのまま福工大城東が序盤のリードを守り切りました。第2試合は福岡大大濠と沖学園の顔合わせとなりました。初回に3点を奪った福岡大大濠がその後も得点を重ね、8-0の7回コールドで完封勝利を納めています。

 県大会にコマを進めた8校のうち、シード校すなわち昨秋も県大会に出場したのは北部3校・南部2校。特に北部は九州国際大付、飯塚という強豪校がシード校に敗れるなど、秋から大きな勢力図の変化はありませんでした。南部は昨秋優勝の九産大九産が予想外の3回戦敗退となりましたが、福岡大大濠、九産大九州と前評判の高かったチームは順当勝ち。さらに福工大城東、西日本短大付という実力校が結果を出し、混戦の様相を呈しています。県大会は30日に北九州市民球場と光陵グリーンスタジアムで準々決勝が行われ、ベスト4が決まります。準決勝は4月2日、決勝と3位決定戦は3日の予定です。

<27日の試合結果>
【北部】
Aパート決勝(北九州市民)
自由ヶ丘
 210 310 200=9
九国大付 002 100 010=4
Bパート決勝(北九州市民)
飯 塚  100 100 001=3
東 筑  002 020 00x=4
Cパート決勝(光陵GS)◆7回コールド
戸畑工  000 010 0=1
小 倉  400 003 1=8
Dパート決勝(光陵GS)
希望が丘 000 001 000=1
門司学園 000 000 20x=2

【南部】
Aパート決勝(春日公園)
祐  誠 001 100 000=2
西短大付 003 001 00x=4

Bパート決勝(春日公園)◆7回コールド
筑   前 000 000 0=0
九産大九州 023 002 x=7
Cパート決勝(久留米)
福工大城東 012 000 000=3
大牟田   100 000 000=1
Dパート決勝(久留米)◆7回コールド
沖 学 園 000 000 0=0
福岡大大濠 300 302 x=8

<30日の試合予定>※赤字はシード校
【県大会/準々決勝】
▼北九州市民 
自由ヶ丘ー西短大付/小倉ー九産大九州
▼光陵GS  東筑ー福工大城東/門司学園ー福岡大大濠

2016春季福岡大会_8-2

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