20日開幕、春季福岡大会を展望する




 第138回九州地区高校野球大会が来週3月20日(日)に開幕し、いよいよ2016年の球春がスタートします。順当にいけば4月3日(日)に決勝と3位決定戦が行われる予定です。上位3校は4月24日(土)から長崎で行われる九州地区大会に出場すると同時に、夏の大会のシード権が確定します。

 注目はなんといっても、秋の優勝投手・九産大九産の梅野投手を打ち崩すチームが現れるか、ということでしょう。このまま梅野投手の圧倒的な存在感が夏に向けても続いていくのか、注目されます。今年は好投手が多く、ひと冬越して彼らがどこまで成長しているかも見どころです。南部では梅野投手のほかにも福岡大大濠・濱地、九産大九州・岩田、朝倉・森田、筑陽学園・山中、福岡第一・比嘉、北部にも自由ヶ丘・岩田、九州国際大付・藤本、希望が丘・山村、小倉・中野など目白押しです。春先の段階ではまだ投手の仕上がりの方が早いことが多いため、こうした好投手のいるチームが上位進出してくるものと思われます。新たな戦力の台頭が、どれだけ見られるかも楽しみです。

 なお、各パートの詳細については今回、「高校野球ドットコム」から寄稿依頼がありましたので、そちらに掲載しています
。詳細はこちらでご覧ください。

好投手がひしめき合う春季福岡大会を制するのは?見どころをパートごとに紹介!【春季福岡県大会・展望】

 土日と祝日を使って行われる秋季大会と違って、春休みに集中的に試合が組まれ、2週間程度で決勝まで行われる春季大会は短期決戦の場です。このため、日程的には夏の大会と近く、比較的、その時の調子の良しあしが成績を左右することにもなります。そのため選手層の厚さも問われる大会となりそうです。いずれにせよ、夏のシード権を獲得するためには、少なくともパート決勝まで勝ち上がらなければ苦しくなります。
 今年も始まる、熱き戦いに期待したいと思います。

 

2016春季福岡大会_元2

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