秋季九州大会を展望する②~長打力のある九州学院




2015九州大会_秋原本 今日は、福岡1位の九産大九産の初戦の対戦相手である九州学院(熊本2位)について分析してみたいと思います。九州学院は熊本1位として出場した昨年秋の九州大会で優勝、今春センバツに出場しています。夏も熊本大会を制して春夏連続の甲子園出場を成し遂げました。この時のメンバーが複数残っており、なかなか手ごわい相手のようです。

 打者では、夏の熊本大会で初打席初本塁打という衝撃のデビューを果たし1年生ながら4番を務めた村上、昨秋の九州大会で九産大九州・岩田から本塁打を放つなどセンバツまで4番を張った松下という左右の強打者を揃えます。村上は秋の熊本大会6試合で本塁打1・三塁打1・二塁打4。松下も本塁打2・二塁打2と好調を維持しています。このほかにも吉村が3三塁打・1二塁打、松野礼が3本の三塁打、春夏の経験者である元村も2本の二塁打を記録するなど長打力を秘める打者が多く、熊本大会6試合で43得点をたたき出しました。
 投手陣は右の本格派・藤嶽投手がすべての試合で先発し、うち3試合で完投。ただ初戦の熊本学園大付戦では立ち上がりに乱れて、一時0-5とリードされる苦戦の原因となりました。3回戦も5回表までに1-3とリードを許し、決勝では4点差を守れずに降板するなど、九産大九産打線にも付け入る隙はありそうです。
 ただ、九産大九産も決して打力のあるチームではなく、梅野投手を中心とした守りで勝ってきたチーム。強力な九州学院打線を梅野投手がどう抑えるかが、試合のポイントとなりそうです。

九州学院(3季連続32回目の九州大会出場。今夏の熊本大会でも優勝)
【秋の熊本大会成績】
◆1回戦 熊本学園大付 13-6(7回コールド)
<投>藤嶽,光田
<本>松下 <三>吉村 <二>村上2,吉村
◆2回戦 松橋 8-1(7回コールド)
<投>藤嶽
<三>松野礼 <二>村上,元村2,松下
◆3回戦 必由館 10-3(7回コールド)
<投>藤嶽
<本>村上 <三>吉村2,松野礼,村上
◆準々決勝 有明 4-3
<投>藤嶽,豊山,光田
<本>松下 <二>松下,田上
◆準決勝 城北 3-1
<投>藤嶽
<三>松野礼,佐藤 <二>村上
◆決 勝 秀岳館 5-8
 <投>藤嶽,野木,本田,豊山,光田
<二>堀川

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