今年の秋季大会は県大会出場の8校が出揃いました。今週土曜日から北九州市民球場で熱戦が再開されますが、その県大会を前に各パートの戦いぶりを振り返っておきたいと思います。シード校で県大会に進出したのは北部の自由ヶ丘だけですが、投手力のあるチームを中心に実力校が順当に勝ち進んだという印象を受けます。

 Aパートの南部地区はシード・筑陽学園と東福岡の争いが有望視されましたが、初戦で筑陽学園を破った九産大九産が勢いに乗って東福岡も撃破、Aパートを制しています。速球派の右腕・梅野投手が躍進の原動力となりました。東福岡に善戦した春日も力があるところを見せましたが投手陣を含めた守備に課九産・梅野2題を残しました。
 北部は飯塚と希望が丘の決戦と見られていましたが、飯塚が4回戦で北九州市立に敗退。前チームから主力が大きく入れ替わっただけに経験不足があったでしょうか。対照的に前チームから主力が残った希望が丘は安定した戦いぶりで県大会出場を勝ち取りました。

 Bパート南部は福岡大大濠、久留米商、福工大城東と私立強豪が割拠するパートとなりましたが、好投手・濱地を擁する福岡大大濠が危なげなく勝城東ー大濠イメージち上がりました。派手さはありませんが、何といっても濱地投手の安定感が光りました。福工大城東は前チームからマウンドに立つ左腕・坂元投手が好投を見せましたが、打線が濱地を攻略できずに敗れました。打力向上が来春以降の躍進のカギとなりそうです。強打者・古川を軸とした久留米商も香椎から2点しか奪えず初戦敗退、チームの大幅な立て直しが求められそうです。
 北部も自由ヶ丘と常磐という、北九州市内新人大会の決勝で顔をあわせた実力校同士の決戦となりました。結果的にシード・自由ヶ丘が勝ち上がりましたが、嘉穂東や八幡南は自由ヶ丘と互角の試合を演じ、慶成も常磐と競り合うなど、各校の実力は伯仲していました。来春以降、この中から上位に顔を出すチームが出てくるかもしれません。

 Cパート南部は西日本短大付との4回戦を制した実力校・祐誠が、県大会出場を勝ち取りました。夏のマウンドを経験している岸川、橋爪の投手陣を中心に、いずれも3点以内に抑えて勝ち上がりました。筑後地区新人大会を制した西日本短大付でしたが、2年ぶりの九州大会出場はなりませんでした。博多工、糸島などの公立校も来春以降の活躍が期待されます。
 有力校が揃った北部地区は夏の準優勝校・東海大五が3回戦を前に出場辞退、これにより同校に不戦勝した小倉が制しました。有力校の一校と見られていた真颯館は、3回戦で星琳に夏の雪辱を果たしたものの八幡に惜敗。エース・岡をはじめ大半が1年の夏から出場し、経験豊かな選手の多い同校ですがなかなか上位に進出できずにいます。小倉を苦しめた育徳館、その育徳館と延長戦を戦った北筑、真颯館に敗れたものの前チームの主力が残る星琳なども、今後が楽しみなチームといえます。

福岡一×山門イメージ 最大の激戦区となったDパート南部は今春センバツ出場校・九産大九州が大牟田、福岡第一、沖学園という強豪を下して、2年連続の県大会出場を果たしました。1回戦からの登場となり5試合を戦いましたがエース・岩田を中心に僅差のゲームをものにして、堂々の進撃を見せています。早々に敗れはしたものの、朝倉・森田、筑紫丘・井上の両左腕も来春以降、注目したい投手です。福岡第一は打力、沖学園や柳川は投手力の充実が強化ポイントとなりそうです。
 北部Dパートは、甲子園帰りの九州国際大付の戦いぶりが注目されましたが、選手層の厚さを発揮しての3試合連続コールド勝ちはさすがです。最後は東筑に敗れましたが、来年も有力校の一校として台頭してきそうです。東筑は守りを中心にした粘り強い野球で九州国際大付を下しました。折尾愛真、東筑紫学園なども守りは安定しており、打力の向上如何によっては十分上位進出が見えてきそうです。

 

 

2015秋季福岡大会26