夏の甲子園の余韻がまだ残る中、来春のセンバツを目指す戦いが今週末から始まります。第137回九州地区高校野球大会(10月24日~鹿児島)への出場権をかけた福岡大会の抽選が21日に行われ、組み合わせが決定しました。29日に開幕し、南部・北部各4校による県大会が10月3日から北九州市民球場で開催されます。昨年の九州大会は福岡での開催だったため県勢は4校が出場できましたが、今年の九州大会への切符はわずかに2校。有力校が激しい代表争いを繰り広げることになりそうです。

 各パートの詳細は改めて見ていこうと思いますが、今日は全体の展望を行ってみたいと思います。まずシードは南部が福岡第一、筑陽学園、西日本短大付、久留米商の4校。北部は飯塚、東海大五、自由ヶ丘、そして九州国際大付の4校です。北九州市内新人大会の準優勝・常磐がシードされると思っていましたが、甲子園帰りの九州国際大付がシードされています。九州国際大付は昨年も夏の甲子園に出ましたが秋季大会はノーシードでの参加でしたので、今年から選出方法が変更となったのかもしれません。

 有力校の筆頭は、やはり今春センバツ出場校・九産大九州でしょう。岩田・中浜のバッテリーをはじめ、4番・尾崎、内野の吉田、神野など甲子園メンバーが健在です。投手陣にはサイドハンド・舩越、右上手の大津なども控え、守りは鉄壁といってよさそうです。ただ、昨年の筑後地区1年生大会を制したメンバーが中心の大牟田、さらに福岡地区新人大会優勝の福岡第一などの強豪が入る激戦パートに入り、県大会への道のりは険しいものになりそうです。
 その九産大九州を夏の大会で完封で下し、一躍名をあげた右腕・濱地を擁する福岡大大濠は、久留米商福工大城東の勝者との対戦が予想される4回戦が一つ目の山場になりそうです。その先に待ち構えるのは北部の強豪・自由ヶ丘でしょうか。夏の大会は3回戦で星琳に敗れましたが、エース・岩田らが残り雪辱を期します。

 夏の大会準優勝の東海大五、さらに県大会出場を果たした祐誠星琳も中軸打者を中心に前チームの選手が残り力がありそうです。一方、メンバーが大きく入れ替わりながら前哨戦となる新人大会で結果を出した筑陽学園飯塚西日本短大付は選手層の厚さが光ります。夏の覇者・九州国際大付も大きくメンバーが替わることになりますが、甲子園帰りの短期間でどこまで戦力を整えることができるでしょうか。シードの恩恵を受けて組み合わせには恵まれましたので、勝ち進みながらチーム力を上げてくることが予想され、やはり有力校の一つになりそうです。
 注目の投手としては九産大九州・岩田、福岡大大濠・濱地のほか、夏の大会で九州国際大付を苦しめた朝倉の左腕・森田、準々決勝で八幡南を9回まで無得点に抑えながら敗れた希望が丘のアンダーハンド・山村などがいます。いずれも上位進出のカギは、打線の援護になりそうです。

2015秋季福岡大会