雨で開催が心配されたNHK旗福岡県選抜高校野球大会の第3日目は16日、試合開始時間が遅れたものの小郡市野球場で準決勝2試合が行われました。

 第1試合はセンバツ出場校の九産大九州と、春の九州大会ベスト4の九州国際大付の注目の一戦。岩田、富山の両エースが登板し7回まで1-0という緊迫した展開となりました。試合は九産大九州が8回に逆転、9回にも突き放して終わってみれば7-1の大差となりました。
 九産大九州の強みは岩田投手が大崩れすることがないため、先制されても僅差で終盤まで競っていけることでしょう。打線にしてみれば1試合のうち数度は巡ってくるチャンスを一度ものにできれば勝負になる。昨秋から県内で無敗を誇る九産大九州に勝てるとすれば、岩田投手を打ち崩せる打力を持つチームではなく、九産大九州打線を9回まで無得点に抑えることのできる投手を持つチームかもしれません。

 第2試合は北部対決、飯塚と折尾愛真の一戦でした。前回のブログでも書いた通り、シード漏れにより夏の大会で飯塚と同じパートになる確率のある折尾愛真は、エース・新井投手の登板を避けてきました。勝負は夏ですから、ある意味当然ともいえる判断でしょう。ただ、折尾愛真としては敗戦は仕方ないにしても、飯塚投手陣の攻略のきっかけは作りたかったところです。
 夏の前哨戦といわれるNHK旗ですが、夏の大会まで2か月前を切ったこの時期の大会のため、勝負よりも手の内をさらさないことが優先されるケースも少なくありません。故障している選手が夏をにらんで出場を見合わせるケースも見られます。NHK旗の結果(優勝)があまり夏の大会と連動していないのは、こうしたところにも要因があると思われます。

 とはいえ決勝の九産大九州ー飯塚は、南北の横綱同士の一戦。昨秋の県大会では九産大九州がコールド勝ちしていますが、夏を占う一戦として注目されます。

◇第28回NHK旗福岡県選抜高校野球大会
(5/16・土)<準決勝>【小郡市野球場】
九産大九州 000 000 034 = 7
九国大付  001 000 000 = 1

飯     塚 520 011 0   = 9
折 尾 愛 真 000 000 0   = 0  (7回コールド)

 

2015NHK旗4