2015九州大会_春5 4日目を迎えた第136回九州地区高校野球大会は21日、準々決勝4試合が行われ、福岡県勢から九産大九州と九州国際大付が準決勝に進出しました。飯塚と福工大城東はいずれも延長戦の末、涙をのみました。

 みどりの森県営球場の第一試合では、2試合連続2ケタ得点の飯塚が登場。序盤、センバツ出場校の糸満を相手に0-4とリードを許しますが自慢の打線が中盤に追いつき逆転。8-6と2点差をつけて最終回を迎えましたが9回に3点を奪われて再逆転を許し、9回裏に一度は追いついたものの、延長10回に勝ち越しを許し力尽きました。
 敗れはしましたが、3試合で29得点と今大会ではその打力を見せつけました。投手陣もエースの渡辺健史投手は結局登板せず、右の渡辺健太投手もリリーフに徹し、中田、恋塚、澤邉とこれまで登板の機会の少なかった投手に経験を積ませた感があります。夏に向けて投手陣の調整が進めば投打のバランスが取れた手強いチームに仕上がってきそうです。

 第二試合では九産大九州が佐賀商と対戦しました。この試合も岩田投手が先発した九産大九州は序盤から着実にリードを広げ、中盤以降、佐賀商の反撃を受けたものの6-4で逃げ切りました。
 スタミナも十分ある岩田投手ですから疲れの心配はなさそうですが、昨年秋からの公式戦をほぼ一人で投げているのが少し気になるところではあります。絶対的なエースがいても夏の大会は酷暑の中で連戦を戦うことを考えると、やはりもう一人は計算できる投手が欲しいところです。そのため各校ともこの時期は公式戦で多くの投手に経験を積ませることが多いのですが、同校にはこれまでのところそうした気配がありません。次は飯塚を打撃戦の末に下した強打・糸満との一戦ですから、やはり岩田投手がマウンドに上がることになりそうです。

 佐賀ブルースタジアムの第一試合では、春の福岡大会を制した福工大城東が昨年秋の九州王者・九州学院を初戦で破った龍谷と対戦。3-2とリードを保ったまま最終回を迎えましたが、9回に追いつかれて延長10回に勝ち越しを許し、逆転負けを喫しました。
 敗れたとはいえ、福岡大会からこの日の試合まですべて3点以内に抑えてきたディフェンスの安定感が光った福工大城東。この試合も敗れたとはいえ4失点。この堅守は大きな魅力です。今大会は坂元、姫野の両投手で戦ってきましたが、今大会では登板のなかったエースナンバーをつける岡野投手も控えており、夏も有力な一校となりそうです。

 第二試合はこの日で4連戦となる九州国際大付が佐世保実との一戦を迎えました。この日は左腕・中村投手が先発しましたが、期待に応えて佐世保実打線を完封。打っては山本選手が実に3試合連続となる本塁打を放つなど長打攻勢で得点を重ねて3-0で準決勝に勝ち進みました。
 厳しい日程をものともせず勝ち進むあたり、さすがに層の厚さを感じさせます。また昨年秋と今春の福岡大会では当たりが止まっていた山本選手が、ここにきて覚醒した感があります。昨夏も2本塁打を放っているように調子の波に乗ってくるとやはり怖い打者。投手は富山投手に加え、右の藤本投手、そしてこの日は中村投手も完投する力があることを証明しました。昨夏のように複数投手をバックに強力打線で勝ち上がっていく形ができつつあるようです。準決勝は龍谷と対戦します。

【第136回九州地区高校野球大会】
第4日(4月21日)
<みどりの森県営球場>
◇準々決勝
糸  満 103 100 013 1= 10
飯  塚 002 311 011 0 = 9  (延長10回)

九産大九州 002 120 010 = 6
佐 賀 商 000 001 201 = 4

<佐賀ブルースタジアム>
龍   谷 010 100 001 1 = 4
福工大城東 210 000 000 0 = 3 (延長10回)

佐世保実 000 000 000 = 0
九国大付 020 100 00X = 3