2日目を迎えた第136回九州地区高校野球大会は19日、予定されていた2回戦5試合のうち4試合を消化しましたが、1試合が雨のためノーゲームとなりました。
この日、4試合に登場した福岡県勢はみどりの森県営球場の第一試合で昨秋の福岡を制した九産大九州が登場。甲子園でも近江(滋賀)相手に好投を見せたエース・岩田投手が熊本国府を完封、3-0で初戦を突破しました。岩田投手以外の投手を起用してくるかと思われましたが、初戦はエースで手堅く勝ちにきた、というところでしょうか。
同球場の第2試合では今春の福岡王者・福工大城東が興南(沖縄1位)と対戦しました。福岡県大会では複数の投手を繰り出して勝ち上がってきた福工大城東のこの日の先発は右腕・姫野投手。立ち上がりを攻められ3点をリードする展開となりましたが、中盤に追いつき、そのまま延長戦へ突入すると12回表に1点を勝ち越し、厳しい試合をものにしました。
佐賀ブルースタジアムの第一試合では、昨日初戦を突破した飯塚が日南学園(宮崎)と激突。飯塚も複数の投手を擁する中でこの日は2年生の恋塚投手が先発。初回に2点を失いますが、その裏に一気に5点を挙げて逆転、中盤に日南学園の追い上げにあいましたがその後突き放し、10-7と打撃戦を制しました。
なお、同じく昨日初戦を突破した九州国際大付もこの日2回戦を迎えましたが、こちらは試合途中で降雨のためノーゲームとなり、20日に再試合が行われることになりました。ただ、この試合に勝つと準々決勝まで4連戦となり、日程的には厳しいものになっています。
ここまで9校が勝ち残っていますが、そのうち福岡勢は4校。その戦いぶりを見ているとベスト4を独占するとはいわないまでも、3校が勝ち残る可能性は十分にあるように思います。
【第136回九州地区高校野球大会】
第2日(4月19日)
<みどりの森県営球場>
◇2回戦
九産大九州 000 001 002 =3
熊 本 国 府 000 000 000 =0
福工大城東 000 201 000 001 =4
興 南 120 000 000 000 =3 (延長12回)
樟 南 000 20
九州国際大付000 0 (5回表途中、雨天のためノーゲーム)
<佐賀ブルースタジアム>
◇2回戦
日 南 学 園 200 140 000 =7
飯 塚 503 010 01x =10
神 村 学 園 000 230 000 =5
龍 谷 010 014 00x =6
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