春季大会展望①南部Aパート~大牟田、福岡工、糸島が軸




南部A2 今日から3月21日に開幕する春季大会の展望をパートごとに見ていきたいと思います。ちなみに校名表記の赤字はシード校、緑字は私の独断による有力校・注目校です。

 さっそく南部Aパートから見ていきましょう。このパートはシード校不在であり、有力校も比較的少ないパートになりました。ちなみに春季大会のシード校は前年秋の県大会出場校(北部4校、南部4校)となりますが、このうち九産大九州がセンバツ出場のため春季福岡大会には不参加、シードは7校となります。その恩恵を受けたのがこのAパートということになります。

 県大会出場に向けては大牟田、福岡工、糸島を軸とした争いになりそうです。
 大牟田は昨年秋、パート決勝で久留米商に惜敗。前チームからマウンドに立つ注目の左腕・龍頭投手の投球が見ものですが、まだその投球を直接見る機会がありませんでしたので、ぜひ一度、観戦をしたいところです。打線は5試合で21得点と秋はやや迫力を欠いた印象ですが、ひと冬を超えてどこまでパワーアップしているでしょうか。
 福岡工の昨年秋は3回戦で強豪・福岡大大濠を破りましたが、この試合でエース・築城投手が負傷退場。4回戦で武蔵台に敗れました。実力的にはシード校などに比べるとやや落ちる印象を受けましたが、監督の指示を待つのではなく自分たちで考え、試合を動かしていこうという意識を持った好チームです。
 その福岡工と3回戦での対戦が有力な糸島。昨年秋は九州大会に出場した東福岡に初戦で2-5で敗れました。新チーム結成して間もない時期の対戦でもあり、今の実力をはかる意味では参考ならない部分もあるでしょうが、秋季福岡大会で東福岡に3点差以内のゲームをしたのは九産大九州、久留米商と同校の3校のみ。前チームでの公式戦経験のある2年生も多く、有力な一校と言えそうです。

 このほか、大牟田のいるパートで目に入るのは修猷館でしょうか。秋は初戦で柳川を破り存在感を示しました。夏から主戦としてマウンドを守ってきた小柄な好投手・藤崎投手の小気味よいピッチングが躍進のカギを握ります。上位進出には打線の奮起も不可欠です。これに秋2勝の輝翔館、手堅い野球が持ち味の朝倉などが絡んでいくことになりそうです。

 

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