3月21日(土)に開幕する第136回九州地区高校野球福岡大会(春季大会)の組み合わせが20日、決定しました。見どころや展望などはパートごとにあらためて見ていきたいと思いますが、今日は春季大会の位置づけを確認しておこうとおもいます。

 各校ともまずはパート優勝(県大会出場)が大きな目標になってきます。春季大会でベスト8に入れば、夏の大会に向けたシード権獲得に大きく前進します。このあと夏のシードポイントが与えられる大会としては各地区大会(北九州、福岡、福岡中央、筑後)が行われますが、地区大会で優勝しない限り、春ベスト8で得られるポイントを上回ることができません。地区大会での逆転の望みをつなぐためにもパート決勝(ベスト16)までは進みたいところです。
 県大会に出場すれば、春の招待試合への出場も確定します。今年はどこが招待されるか現時点では分かっていませんが(昨年は日本文理と今治西)、いずれにしても甲子園出場経験のある強豪校でしょうから、大きな経験値を得ることができます。さらにNHK旗選抜大会に選ばれる可能性も見えてきます。春季大会ベスト8に残れば自動的に選ばれるわけではありませんが、それでも選考に際して有利になることは間違いありません。
 さらにもう一つ勝って県大会べスト4に入れば、ポイント的に夏のシードはほぼ内定といっていいでしょう。決勝に進むか、準決勝で敗れても3位決定戦に勝てば九州大会出場となり、この時点で夏のシードは確定します。

 これらを踏まえてトーナメント表を眺めてみると、北部では初戦でシード・八幡南と折尾愛真が対戦します。折尾愛真は左腕・新井投手を擁して昨夏ベスト8の実績を持つ有力校ですが、秋は初戦で敗退。ここでも敗れることになると夏のシード獲得が厳しくなってきます。また昨夏県代表の九州国際大付と昨夏県大会を経験した好投手・中村投手のいる星琳も2回戦で対戦することになりそうですが、両校とも秋の大会ではシードポイントを獲得できておらず、ここで敗れるとやはり夏のシード獲得に暗雲がたちこめそうです。同様に東海大五と戸畑も2回戦での対戦が見込まれ、自由ヶ丘も3回戦で八幡南と折尾愛真の勝者と激突することになりそうで、いずれも敗戦によって夏のシード獲得が厳しくなります。昨年秋の北部大会では有力校が早々と敗れることが多かったこともあり、この大会の結果によって夏の大会でのシード漏れが濃厚となる実力校が複数出てくる可能性があります。

 南部は実力校がばらけた印象で、確実に上位進出を狙ってくるでしょう。その中でも注目されるのは1回戦屈指の好カード・沖学園ー久留米商です。さらに勝者は福岡第一が待ち受けます。久留米商は秋ベスト8でシード有力ですが、今後のポイント積み上げが要求される沖学園と福岡第一にとっては負けられない一戦となりそうです。秋初戦敗退の福工大城東は4回戦での対戦が予想される東福岡との一戦が山場でしょう。ここを突破できなれば夏のシード獲得には福岡地区大会での優勝がほぼ必須となってきます。

 

 2015春季福岡大会_元