九州大会第3日~九産大九州が4強進出、東福岡は延長サヨナラで涙




2014九州大会_秋_27 第135回九州地区高校野球大会の3日目は、北九州市民球場と筑豊緑地野球場で準々決勝各2試合が行われ、ベスト4が出揃いました。2校が登場した福岡勢では、福岡1位の九産大九州が延岡学園(宮崎1位)に快勝してベスト4に進出、来春のセンバツ出場に大きく前進しました。福岡2位の東福岡は強豪・神村学園に延長戦の末に敗れ、惜しくもベスト4入りを逃しました。

 筑豊緑地野球場の第1試合で延岡学園と対戦した九産大九州は序盤から小刻みに得点を重ねると、終盤さらにリードを広げます。投げては左腕・岩田投手が延岡学園打線を抑え込んで9-1で勝利。2010年に準優勝した九州国際大付以来となる秋季大会での県勢4強入りを果たしました。
 北九州市民球場の第2試合では東福岡が鹿児島1位の神村学園と対戦しました。序盤、神村学園の守備の乱れを逃さず先制した東福岡は3回にも2点を加え、試合を優位に進めます。しかしながら神村学園の強力打線が徐々に東福岡・ヒンブル投手を捕え始め、8回に1点差まで迫ったところで東福岡は前日の創成館戦で救援勝利した福島投手にスイッチ。9回表には2点を追加して勝負あったかに思えました。しかし9回裏に2安打と四球で満塁とされると走者一掃の同点二塁打を許し、試合は延長戦へ入ります。そして延長11回裏、神村学園が犠飛でサヨナラ勝ちを収め、2年連続で秋季九州大会のベスト4入りを決めました。

 その他の2試合は、北九州市民球場では第1試合で九州学院(熊本1位)が伊勢投手の力投で中部商に完封勝利。また筑豊緑地野球場の第2試合では明豊(大分1位)が驚異の粘りで9回裏に4点差を追いついて延長戦に持ち込みますが、延長11回表に糸満が3点を奪って熱戦にケリをつけました。

 大会4日目は28日の休養日を挟み、29日に北九州市民球場で準決勝2試合(九州学院ー九産大九州、神村学園ー糸満)が行われます。

【第135回九州地区高校野球大会】
第3日(10月27日)
<北九州市民球場>
◇準々決勝
 中 部 商 000 000 000=0
 九州 学院 011 110 20x=6

 東 福 岡 102 000 002 00=5
 神村 学園 001 000 013 01=6(延長11回)

<筑豊緑地野球場>
◇準々決勝
 九産大九州 111 000 222=9
 延岡 学園 000 000 100=1

 糸   満 102 000 012 03=9
 明   豊 010 000 014 00=6(延長11回)

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