準々決勝第2試合は南部の強豪・筑陽学園と昨年優勝校・自由ヶ丘の対戦となりました。自由ヶ丘はエース・久保投手が序盤のピンチをしのぐと尻上がりに調子を上げ、5安打1失点で完投。打線も相手のわずかな隙を逃さず手堅く得点を重ねて競り勝ち、2連覇に向けてまた一歩前進しました。

観戦レポート/第96回全国高校野球選手権大会 準々決勝 (2014年7月24日・木/北九州市民球場)

TEAM   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10  R H E  
筑 陽        
    
自由丘            
【筑】笹渕ー光岡 (三)深水
【自】久保-吉丸 (三)杉(二)吉丸

自由ヶ丘・久保

筑陽学園を1失点に抑えた自由ヶ丘・久保

【筑陽学園】打安点  【自由ヶ丘】打安点 
⑧ 深 水 420  ⑦ 中 山 320
⑥ 合 田 211  ⑨ 赤 嶺 200
⑨ 斎藤雄 300  ⑧ 早 野 300
⑦ 斎藤銀 400  ③ 白 石 410
③ 工 藤 200  ② 吉 丸 321
3 松 本 200  ⑥ 友 岡 400
⑤ 井 上 420  ③  杉  311
② 光 岡 300  ① 久 保 200
④ 立 岩 200  ④ 金 沢 200
① 笹 渕 200  H 松 永 111
           R 丹 下 000
           4 中 江 000
振四犠盗残  28 5 1    振四犠盗残 27 7 3
52416      52406

 自由ヶ丘・久保、筑陽学園・笹渕の投手戦となったが、相手のわずかな隙を突いた自由ヶ丘が競り勝った。

 自由ヶ丘は2回一死後、友岡が遊ゴロ失で出塁すると、続く杉がバントの構えからヒッティング、この打球が左中間を破る三塁打となって先制した。6回には粘って四球で出た中山を赤嶺が送り、一死二塁。早野も四球で歩いた後、白石は中飛に倒れたが、吉丸が左翼線へ二塁打を放って1点を追加した。7回には先頭の杉が振り逃げで出た後、バントで送って一死二塁から代打・松永が叩きつけるバッティングでセンター前に運び貴重な3点目をあげた。
敵失、四球、振り逃げと、いわば相手のミスで出塁した走者を犠打で確実に進め、タイムリーヒットで返す手堅い攻めが実った。

 7回まで久保に2安打に抑えられていた筑陽学園は、8回一死から深水が右翼スタンド直撃の三塁打を放ち、続く合田の左前安打で生還、1点を返した。しかし反撃もここまで。初回一死二塁、2回二死満塁、3回二死三塁と序盤に迎えた3度の先制機を逃してからは、立ち直った久保に4~7回と三者凡退に抑えられた。

 筑陽学園の笹渕は3回、5回を除いて毎回走者を背負う苦しい投球ながら3失点と踏ん張ったが味方打線の援護なく、涙をのんだ。

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