3回戦最初の試合となった筑陽学園と福岡舞鶴の一戦。筑陽学園は初戦で輝翔館をコールドで下す快勝、一方の福岡舞鶴は2回戦で強豪・糸島を延長戦の末に下しての3回戦進出で、勢いに乗っています。福岡舞鶴の左腕・佐藤投手が筑陽打線をどこまで抑えるかが注目されましたが、序盤の速攻で得点を重ねた筑陽学園がシード校の貫禄を見せつけて快勝しました。

観戦レポート/第96回全国高校野球選手権大会 3回戦 (2014年7月12日・土/大牟田延命球場)
チーム名   二 三 四 五 六 七 八 九 十  計  H E
筑 陽        13 
舞 鶴       
 3

【筑】斎藤銀-光岡(三)光岡(二)斎藤銀、立岩2 
【舞】佐藤-福田

筑陽・斎藤銀

好投した筑陽学園・斎藤投手

【筑陽学園】打安点 【福岡舞鶴】打安点
⑧ 深 水 401 ⑨ 水 野 310
⑥ 合 田 520 ⑧ 丸 龍 301
⑨ 斎藤雄 200 ④ 柴 田 300
③ 工 藤 421 ③ 有 田 410
① 斎藤銀 430 ⑦ 三 苫 200
⑤ 井 上 300 R 吉 富 000
② 光 岡 533 7 近 藤 000
④ 立 岩 321 H 玉 嶋 100
⑦ 杉 木 100 ⑥ 遠 藤 300
R⑺新 開 311 ⑤ 小 山 300
          ⑸ 河 合 000
          ① 佐 藤 310
          ② 福 田 100
          H 島 袋 100
          ⑵ 浜 崎 000
振四犠盗残 34 13 7 振四犠盗残 27 3 1
45609         34205

 筑陽学園が福岡舞鶴の左腕・佐藤の立ち上がりを攻めて序盤で主導権を握ると、斎藤銀の好投で逃げ切った。
 初回、筑陽学園は一死後、安打で出た合田を送り二死二塁から工藤が一・二塁間を破り先制。さらに斎藤銀の三塁線を破るヒットと井上の四球で満塁とすると、光岡の右前打で2者が還り、この回3点を先取した。3回には右前打の工藤を犠打で二塁に進めると、二死後、光岡の左前打と立岩の死球で満塁とし、新開が三塁キャンバスに当たる内野安打で1点を追加。続く深水も押し出しの四球を選んで序盤で5点のリードを奪った。
 4回以降も3度、得点圏に走者を進めながら佐藤の粘りの投球の前に得点できなかったが、9回に先頭の斎藤雄が四球で出るとバントで送り一死二塁。斎藤銀が三塁線を破る安打で一死一、三塁とした後、井上のセーフティスクイズ気味のバントは一塁走者を二塁に進める犠打となって二死となったが、光岡が左中間を破る三塁打で2点を追加。立岩もライトオーバーの二塁打で続き、敵失もあって、この回4点を加えて勝負を決めた。
 この試合、筑陽学園は無死もしくは一死で走者が出ると、すべて犠打を成功させて得点圏に走者を進め、そのうち3度を得点につなげた。

 筑陽学園先発の斎藤銀は9回のうち、5イニングスを三者凡退で抑える安定した投球。福岡舞鶴は3回に中前打の佐藤が犠打と暴投で三進。水野の四球で迎えた一死一、三塁から丸龍の併殺崩れの間に1点を返した。6回には二死二塁、7回にも一死一、二塁の好機を掴んだが後続を抑えられ、中盤粘り強く投げる佐藤を援護できなかった。

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