高稜6-5慶成(第96回全国高校野球選手権 1回戦)




 いよいよ今年の福岡大会が開幕しました。開会式に続いて行われた北部1回戦の慶成ー高稜の試合は開幕戦にふさわしい好ゲームとなり、2時間30分近くにわたる熱闘の末、高稜が逆転サヨナラ勝ちで2回戦にコマを進めました。高稜は2回戦で門司大翔館と対戦します。

観戦レポート/第96回全国高校野球選手権大会 1回戦 (2014年7月5日・土/北九州市民球場)
TEAM   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11  R H E  
慶 成   
   11 
高 稜        14 

高稜・有田生還
5回裏高稜一死二塁、松本の三塁打で有田生還

【慶 成】 打安点  【高 稜】 打安点
④ 田端雄 321  ⑥ 有 田 631
⑥ 徳 永 300  ⑤ 中 尾 421
③ 田端政 621  ④ 松 本 531
② 池 田 611  ③ 小河内 322
⑧ 江 口 410  ⑦9 高島 400
⑨ 木 村 300  ⑨ 横 山 300
⑦  菅  411  7 烏 山 100
H7 中島 110  ⑧ 中 野 410
⑧ 友 野 410  ①  仲  310
① 福 田 100  1 大 野 110
1 永 尾 321  ② 砂 田 300
           H 西 脇 111
振球犠盗残 38115 振球犠盗残  38 14 6
655311     23609  

 土壇場で粘り強さを見せた高稜が、逆転サヨナラで開幕試合を飾った。
 1点を追う高稜は9回、リリーフで7回からマウンドに上がりこの試合初打席となった大野がレフトオーバーの二塁打で出塁。犠打で三塁に進んだあと、1番・有田のライト前への飛球がポテンヒットとなり同点に追いついた。延長11回表に勝ち越されたが、その裏、先頭の7番・中野が四球を選び、前の打席で二塁打を放った大野がバントで送って一死二塁。ここで代打・西脇が右中間を破る三塁打を放って同点。続く有田の鋭いピッチャー返しは永尾のグラブを弾いたものの、すばやい処理で一塁アウトとなったが、2番・中尾がレフト前にはじき返し、決着をつけた。

 序盤に有利に試合を進めたのは慶成。初回、四球で出た田端雄が二盗を決め二死後、池田の右前打で生還し先制。2回には四球で出た江口を犠打、ワイルドピッチで三塁に進め、菅の三塁内野安打でまず1点。さらに二死一、二塁とチャンスを広げ、田端雄が三遊間を破ってこの回2点を追加した。2点差に迫られた5回には田端政の中前タイムリーで突き放した。だが7回途中からリリーフに立った高稜の2番手・大野から7~9回とスコアリングポジションに走者を進めながら決定打が奪えず、高稜の土壇場の粘りを許した。11回にようやく永尾の右前適時打で勝ち越したものの、その永尾が11回裏のマウンドで力尽きた。

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