筑陽学園-田川(NHK旗福岡県選抜高校野球大会)




春季大会でともに県大会に勝ち進んだ両校の対戦は、田川が8回に4本の長短打を集め鮮やかな逆転勝利を飾った。

【観戦レポート】 (2014年5月10日・土/筑豊緑地野球場)
◇NHK旗福岡県選抜高校野球大会 1回戦
       1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
田   川 2 0 0 0 1 0 0 3 0 6
筑陽学園   1 0 筑陽×田川0 0 0 0 4 0 0 5

【田】秋山-山口  (本)中野 (三)金子 (二)中野
【筑】斎藤銀、川崎、笹渕-下村 (本)井上 (三)深水

 春季大会でともに県大会に勝ち進んだ両校の対戦は、田川が8回に4本の長短打を集め鮮やかな逆転勝利を飾った。

 田川は初回、筑陽学園先発の斎藤(銀)の立ち上がりを攻め、四球、犠打、一ゴロで作った二死三塁から、4番・中野の右中間を破る二塁打で先制。2回から4回まで三者凡退に抑えられたが5回、この回からマウンドに上がった筑陽学園の2番手・川﨑に3本の単打を浴びせて1点を追加、試合を優位に進めた。

 筑陽学園は初回、先頭の深水がセンターオーバーの三塁打。続く合田の右前適時打で早々と1点を返した。2回以降は、田川の左腕・秋山の前に6回を除き毎回スコアリングポジションに走者を進めながら無得点に抑えられていたが、7回に反撃。二死から連続四球で得た好機に斎藤(銀)の左前打でまず1点。続く6番・井上が初球のカーブをバックスクリーン左に叩き込む3ランで逆転に成功した。

 筑陽学園は6回、7回と田川打線を三者凡退に抑えていた川﨑に代え、エースナンバーの笹渕を投入。田川は1番・山口の中前打などで作った二死三塁から、4番の中島がお返しとばかり左中間に2ランを放ち同点。さらに5番・橋本が中前打で続くと、続く金子のライトオーバーの三塁打で逆転した。

 田川・秋山投手は7本のヒットと6つの四死球を与えたが、粘り強く投げて筑陽学園の反撃を断った。筑陽学園は3投手がいずれも立ち上がりに失点し、試合の主導権を握れなかった。

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